山の案内人

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高尾山、なめんなよ!!

昨日は高尾山に行って来ました。 大雪のあと2週間近く経ちましたが、まだまだ残雪が多いですね・ 道端の春の妖精を探すはずでしたが、まったくもって雪の中。 北斜面の谷筋は、踏まれていないコースも多く、まだまだ危険な状態でした。 裏高尾の花はあきらめて、1号路を登りました。 薬王院までは完全に除雪されていましたが、 そこから先は、雪が半分路面が半分の道。 山頂の樹木には霧氷がついて、とっても綺麗でした。 天気がいいとは言えない月曜日でも、 お昼時の山頂は結構な人出でした。 そんな方々の足元を見ると、アイゼンどころか半数以上がスニーカーやカジュアルシューズの 『高尾山、ちょっこっと、プラン』(略してTTP)組の多いこと ポケットに手を突っ込み、 怖い!怖いと言いながら、新宿や渋谷に出かける時と同じ靴、同じ服装でやって来ます。 最悪なのは午後から登り始めるTTP。 場合によっては3時からなんていうツワモノも大勢います。 下山どころか登山中に日没っていう場合も。 高尾山という名前だけで、安易に考える人が多すぎます。 まったくもって、なめてる人が多いというか、度胸のある人が多いのに驚かされます。 見てるだけで、本当に恐ろしいですね。 でも下りは倍返し!もっと怖いよ! アイゼンについて  EBY014 里山や夏のトレッキングシューズで登れる程度の山ならば 6本爪がおすすめです。 高尾山から夏の残雪まで使えます。 4本は軽く、コンパクトで便利ですが、 歩きにくく、滑りやすいのが難点。 あまりおすすめできません。 その、アイゼンをしっかり装着するのが結構難しい。 経験や技術がものをいう登山の装備のなかでも 難しさにおいて1、2を争うといっても過言ではありません。 緩んだアイゼンはゴムの切れたパンツほどに居心地が悪いのです。 年に何度も使わないために、付け方を忘れてしまう。 左右の区別すらわからない。 以前30人くらいの大所帯の時、全員つけるのに1時間近くかかったことがありました。 転ばぬ先の杖。 大切なのは、準備すること。 練習が大切なのです! なんせ、 難しい(すぐ忘れる) 緩む 末端処理に苦しむ 左右の区別がわかりにくい ヒモが長いので、使ったあと汚た処理が面倒 その点、 バックルタイプは 付けやすい 調節しやすい 汚れにくい 収納しやすい 優れもの!です。 ぜひお試しあれ! 日差しは暖かい日が増え、春めいて来ましたが、 山はまだまだ冬。 とくに残雪が多いので、危険がいっぱいです! 下調べをしっかりして、お出かけください。 --------------------/^^\早寝、早起き、山歩き-------------------- 登山には、日本を元気で健康にする力がある ウェルネスプロジェクト株式会社 代表取締役 山岳ガイド 千崎 英隆