北海道は層雲峡に行ってきました

2005年2月17日

北海道は層雲峡に行ってきました。
出発の前日、なぜか我家の車は壊れ使えなくなった。仕方なく友人の車を借り新潟港を目指してひたすら関越道を走る。
苫小牧までのフェリーは18時間と長くのんびり読書と睡眠。苫小牧には早朝4時に到着。そのまま雪道を慎重に走り登別を目指す。
登別では海岸でボルダリングを楽しむつもりであったが、とても寒く(気温はプラス7℃だったが)砂地も雪に覆われていた。座布団をマット代わりに6クラスのボルダーに挑戦するがどれも難しくなかなか登れなかった。午後は港近くで無料温泉を見つけるが雰囲気が素晴らしく、のんびりと浸かり地元の人と話すが、ここは東京からも温泉マニアが来るらしい。その晩は、札幌の友人宅へ。新婚の彼は日本でも有数のアルパインクライマーである。

翌日は何年ぶりかでの観光?雪祭りを早足で見た後、旭川空港に日本登攀クラブの後輩を迎えに行き、そのまま層雲峡に入った。

初日は古典的ではあるが銀河の滝を登る。駐車場には観光バスが来ては滝を眺めて帰っていく。銀河は技術的にも難しくなくコースタイムよりも早く完登。あまった時間でNAKA滝も登った。

2日目は雲井の滝へ。この日は昨日よりも寒くまた天候もあまり良くなかった。
特に最後のピッチのリードは今回のクライミングで一番印象深く皿がいくつも重なったような氷の中、迷いながらそして時間をかけながらのまるで冬季登攀の様だった。宿泊先で2回温泉に入り生き返える。

最終日はパラグーフォールへ。アプローチも近くまた素晴らしい氷柱だ。
すでに2日間登っていたので手足の感覚がおかしかったが美しい氷を満喫した。
プロテクションの取りすぎと時間のかけすぎで、再び実力の無さを感じたが十分に楽しんだ。その晩は日本登攀クラブの先輩が層雲峡近くに住んでいるので、そこに泊めさせてもらった。
翌日、全て予定していた計画を終え吹雪の中、緊張しながら苫小牧までドライブし今回の旅を終えた。

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