群馬県の西上州の一本岩という岩峰に初登頂しました

2007年11月8日

群馬県の西上州の一本岩という岩峰に初登頂しました。

2年前、山岳雑誌に紹介されてから気になっていました。「脆いとは書いてあるが、こんな魅力的な形をした山を登らないわけにはいかない」すぐに意気投合した知人であり何年にもわたって色々な岩をルート開拓してきた大内尚樹さんと登りに行きました。

高立という集落から車で林道を進むと立派な100メートルはあると思われる岩峰が目に飛び込んできます。まさにクライマーのためにあるような山です。そのうえこれが未踏峰とは逃すことはできないぞと思ってしまいました。

ザックに道具を詰め込みいざ出発。岩にたどり着くとなんとボルトが何本も設置されている。すでに先を越されたかとがっかりしながらも、そこを登ってみると噂どおりのボロボロの岩。どのホールドも全く信用がおけない。しかし20メートルほど登ると嬉しいことにルートは途中で終わっていました。あまりの脆さに諦めたのでしょう。

僕らはいったん降りクラックの発達し標高差が少ない南側から攻めることにしました。ほとんど岩と思えない垂直の砂利のような悪場を大内さんが流石の動きで登ります。それから2日、わずか60メートルのルートを各自が少しづつ「ミスして落ちたら死ぬ」登りで藪に覆われた頂にたどり着きました。ルート名は「錦木」なんと今年はグリーンランドに続き2つ目の前人未到?の頂に成功したのです。

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