疲れ気味だし手足は少々痺れている。クライミングギアや服を乾かしたと思ったら再び出かけるようなペースだ。それでも次から次へと登りたいルートが頭に浮かんでくるので仕方がない。また雪山シーズンもそんなに長くないから今楽しんでいなくては時間がなくなってしまう、そんなことを考えてしまうと出かけてしまう。 力不足だったり時間がなくなったりと2本のルートは登りきることは出来なかったけれども、ぎりぎりまでは楽しんだ。これらは来年再び挑戦しても良いだろう。
完登したルートは山深さや技術的なものが全く違う。1本は群馬の西上州。行者返しの滝。車から降りて何と歩くこと20秒でルートを始められる近さだ。温暖化の影響か最近はあまり凍らないらしいが120mほどの技術的に楽しめるアイスルートだった。はたして来年も凍ってくれるだろうか。
もう1本は谷川岳の一ノ倉沢、烏帽子大氷柱。日本の登攀史において重要なルートだ。こちらは深雪に苦しめられ8時間も歩いてやっとアイスルートにたどり着いた。経験豊かなパートナーのおかげでこの有名なルートも安心しながら登攀を味わえた。
さて3日後から北アルプスの穂高の登攀に6日間も行ってくる。