年始は中央アルプスの宝剣岳東壁でクライミングした。
アルパインクライミングはクラシックなルートでも気象条件等により時には厳しくなり、かなり奮闘的な登りになることを思い知らされた。宝剣岳東壁は今回で2回目だったがロープウェイが使えるのでアプローチは近いが、ちょっと雪質の見極めには注意が必要だ。それでも3000m近いアルプスの高さを感じながら比較的手軽にクライミングを楽しめる東壁はもっと多くのクライマーが訪れても良い場所だろう。
さて映画「アイガー北壁」を試写会で見せてもらったが、死の香りを感じながらもクライマーが挑む姿を十分に表しているだろう。 最近の知人の遭難や、スロベニアのソロクライマーのヒマラヤでの遭難など、僕はしっかりそれらを受け止め登っていかなければならない。