古典的な雪尾根を幾つか楽しみました

2010年3月15日

普段は、傾斜の強い氷や岩ばかりを求めていますが、この1ヶ月は古典的な雪尾根を幾つか楽しみました。

初めての上越の山、雑誌「岳人」に出ていたのを見て興味を持ったのですが、荒沢山から足拍子山に行きました。たくさんの雪がありましたが、その日は上半身裸になりたくなるくらい熱く、アイゼンはすぐに団子になりパンツがもったいないのですが下山は尻セードにしました。

また八ヶ岳の旭岳東稜は山岳会の新人と行きましたが彼の真面目に山にとりつく姿勢を見つつ、深雪のラッセルを楽しみつつ初めての八ヶ岳東面を満喫しました。

若い時は雪尾根などにはほとんど面白みを感じなかったのですが、年齢を重ねると、尾根の良さも解るようになりました。しかしどちらかを選べと言われれば垂直に近い岩壁や氷壁などのほうが、まだまだ魅力を感じるのは確かなようです。

最近、凍傷で失った足先の一部がまるでプラスチックのように硬くなり、柔らかい皮膚を傷つけ、登っていると靴下が血に染まります。以前はあまりこのような事はなかったのですが困ったものです。正しく氷や雪に靴を蹴り込めないのは危険ですし何よりも痛みと言うのは登山を不快にさせます。何とかしなければと思っているこのごろです。

真面目にニューギニアの岩壁を考えていましたが、アプローチの問題やお金の問題などで無理のようです。残念。

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