大きな雪崩らしい。その人とは一緒に登ったことはないが、ネパールで、あるいは日本での集まりで何度も会っている。
また昨年はヒマラヤ登山前に高価なロープもいただいている。
僕とは登るスタイルも違うので、山への考え方も違かったと思う。
しかし標高の高い山々を何年にもわたり連続して取り組む姿勢には尊敬していた。
彼の登山は登頂率も高いうえ、ほとんど事故も起こさないまさに職人技に近かったのではないだろうか。
そんな素晴らしいクライマーにも自然は容赦ない。多少のミスもズレも許されない行為であることを、改めて教えられる。それにしても、辛い連絡だった。
6年も前に出版した「垂直の記憶」が年末くらいに文庫本になると言うことで、出版社から改めてあとがきと最近の登山歴を書き加えることを頼まれた。
この6年間のクライミング、満足したものは2つ?3つ?しか浮かばない。心から満足するクライミングを後3つくらいは行いたい。
何故か少し焦りを感じる・・・