特に城ヶ崎では、どうしても登りたいルートがあるので、それに集中し、その後、雪のある岩や山に向かう予定です。
ある日、妻がトップロープで登りたいと言うので、城ヶ崎のキングコングと言う5.11aのグレードがついたルートに取りつきました。実はそのキングコングは遠い昔、僕にとって初めて登れた5.11のグレードがついたルートだったのです。当時の思い入れが強かったのかもしれませんが、登っていくと次々に先の一手の岩の形が思い出せるのです。何と28年ぶりなのにです。不思議なもので17.18歳の頃の事などほとんど忘れてしまっているのに、登ったルートのホールドの形だけは覚えているのです。
あの当時と比べると体力の回復力や柔軟性は衰えているでしょうが、唯一救われるのはキングコングをすんなり登れるようになったことでしょうか。