
14年前に出版、それから数年後に絶版になったのではないでしょうか。
発売当初、知人のこの本に対する評価はあまり良くありませんでした。
「著者はお前のことをあまり好きではないのでは」とか
「書かれている人物とお前の雰囲気が違う」などがあったように覚えていいます。
若い時代のカナダのバフィン島やアルゼンチンのパタゴニアの記録などを中心に書かれている「ソロ」ですが、僕自身は良く捉えていると感心したものです。
特にヒマラヤクライミングを始める以前の頃の心情は的を得て書かれているように思えました。本のように生活の事、あるいは友人関係の事よりも山を大切に思っていました。
考えることの95%は登ることについてでした。
あの頃のような異常なまでの情熱とは確かに現在の意欲は少し違い始めているようです。
今月下旬から1ヶ月ほど、カナダはバカブー山群でビックウォールを楽しんできます。
