今月は、実に色々な靴を山で履いていた。

2015年6月26日

数ヵ月ぶりに、ランニングシューズを履き、倉戸山付近を鈴を付けて走った。残念ながら普段見かけるカモシカは留守だったが、猿の大群に遭遇出来た。

瑞牆の岩では以前から気になっていた、水平クラックが最近登られたと聞いたので早速挑戦してみる、しっかりカムをセットしながらクラックをトラバース、5.12のグレードが付いているだけあり奮闘的な動きが続く。小さなハングが核心部と思われるが、それを突破した後の脆い岩が最も厄介だった。

クライミングシューズを風化した崩れやすい花崗岩に丁寧に乗せじわじわと終了点へ。アルピニスト?で良かったと思えた瞬間だった。
新しい黄色いトレッキングシューズを履き、38年ぶりに鳳凰三山に行った。メンバーは奥多摩の人とその知人を含め11名、こんなに大人数で山に行ったのも久しぶりだ。100名山だからなのか、登山者でいっぱいだった。とりあえず登山ブームはまだ続いているようだ。 

普段は静かな場所ばかりを選んで山に入っているので、違う意味で少し疲れた。

奥秩父の井戸沢を目指し 雨のなか藪に覆われた尾根を下った。渓流靴に履き替えたのは、午後2時を過ぎようとしていた。幾つもの滝を超え、タープとテントを張り終える頃には暗くなり冷たい雨となった。あの状況での救いは3匹の岩魚と、焚き火だけだった。

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