「滋賀の小川山」と「最果てエリア」そして2回目の神津島

2015年9月28日

稲刈りが終わった翌日、地元のクライマーの方に、公にされていない岩を案内してもらった。通称、「滋賀の小川山」、そこは良質の花崗岩が点在していた。その中でも特に目立つ「ドゥンガ」というボルダーの課題を2回目で成功したのは、僕にしては出来すぎぐらいで嬉しかった。

2日目は琵琶湖近くの「最果てエリア」に案内してもらう。ここでも無数の花崗岩が出迎えてくれる。高さ5メートルほどの、落ちたら怪我しそうではあるものの、見栄えのする課題では、久しぶりに岩のてっぺんで、充実感に満たされた。
全国にクライミング道?を追及している人がいるんだなと感じた滋賀での数日だった。

2回目の神津島、今回はスノーケリングセットに加え、クライミングギアもザックに詰めてきていた。目指すは前回神津島を訪れた際に、気になっていた千両池の「ぜんしん」の岩壁。傾斜は強くないものの岩はしっかりとしていた。
「ぜんしん」の岩は高さ50メートル弱だった。それでも初登攀は何時でも嬉しい。11月上旬に「東京都の山を考える」というイベントに参加するので、頂では写真をたくさん撮っておくことにする。(登攀シーン 撮影者は島のMさん)東京の島で、こんな冒険が出来るとは予想外だった。

実はこの小さな冒険にはおまけがある。岩場の取り付きに向かうと何故か新しいタバコとライターが置いてあったのだ。そして磯の上にはサンダルが2つ並んでいる。
まさか誰か飛び込んだ?クライミングを中止した方が?島の知人が急いで警察に通報に向かうことにする、しばらくしてカメの手(貝)を採っていたおじさんが、ひょっこりと岩陰から顔を出した時には大笑いしてしまった。

記事一覧へもどる