目標が出来るとそれに向けての毎日が充実してくる

2016年3月25日

ハーネス、カラビナ、スリング、クライミングロープ等を持参し、あるお寺に集まった。林業関係者の知人が、お寺の屋根の上に覆いかぶさるように立っている、枝ぶりの良い松の大木を3本切り倒すという。屋根を傷つけないように仕事をするため、ロープでの作業を手伝ってほしいとのことで参加した。素人から見ても特殊な伐採現場だなとは推測できる。クライミングはもちろん、ビルの窓拭き清掃も2年ほど経験していたので、ロープ作業に関しては少々知識がある。しかし肝心の木の強度が解らないので、登るにしても確保するにしても少々の不安が残りながらの手伝いとなった。職人の急斜面でのしっかりした足取は、登山する人間から見ても感心する。 夕暮れ、最後の松の木が親方の計算どおりの方向にミシミシと音を立てながらゆっくり倒れていく。
まるで巨大建造物が倒壊していくような迫力だった。

今年の秋に久しぶりにネパールヒマラヤに行こうと思っている。標高はそれほど高くないが、とても恰好の良い山だ。少し真面目にランニングなどのトレーニングに加え、高度順応や呼吸について思い出さなければならないことが多い。当たり前だが目標が出来ると、それに向けての毎日が充実してくる。

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