昨年の夏、巨大ボルダーを見つけた

2017年2月23日

昨年の夏、近所の踏み入れたことのなかった沢に岩魚釣りに行った際、偶然その巨大ボルダーを見つけた。高さは10メートルか、特に印象的なハングは8メートルは張り出しているだろう。ハングしたボルダーとしては20数年前、奥多摩の大丹波の大きなルーフクラックを発見した時以上に興奮した。何処から攻めるか、急遽釣りは中止。それ以来、時々そのボルダーに行っては易しそうなラインから登り、好き勝手なルート名を付けて楽しんでいる。岩質が苦手なチャートなうえ小さなホールドが続くので、人差し指と中指の2本だけで登る僕にとってはかなり苦戦する。
しかし最近になりやっと日が当たり、岩も暖かくなってきたので楽しめるようになった、当初から一番魅力を感じているラインは全く出来ないけど、2~3年通えば何時かは登れるかもしれない(肉体の衰えが先かもしれないが)
その日、城ヶ崎で目指していたルートが全く登れないので、早々と竿を出すことにした。前日大きいカサゴを釣った際、リサイクルショップで300円で買ったリールは一発で壊れたので、まともに使える釣り具は1セットのみだった。僕らは撒き餌をしないので、本命のメジナが掛る可能性は少ない。しかし・・妻がまず30㎝のを釣り上げた。興奮冷め終わらないうちに僕もその竿で投げてみる。するといきなりヒット。劣化している糸が切れるのではないかと言うくらい強い引き、網を持っていないので弱らそうと時間をかけていると、何と横からサメが現れる。横取りされてたまるかと一気に海から引き上げる・・メジナは観念したかのように岩の上でぐったりしていた。今年に入って一番の緊張した時間だった。

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