遠くにも出かけず自宅近くでウロウロしている

2018年2月19日

最近は自慢できる大きな登山も無く、遠くにも出かけず自宅近くでウロウロしている。

朝起きて部屋の中が-3度を記録した寒い日、アイスクライミングが出来るのではないかと期待して奥多摩の百尋の滝に向かった。しかし残念ながら完全には凍っておらず中央部は大量の水が流れていた。試しに数メートル登ってみたものの、水しぶきで服は濡れ、すぐにバリバリに凍りついてしまった。
家の前に広がる御前山に一人でハイキングに向かうと尾根の途中から遠くに幾つかの岩が見えた。木の葉が全て落ちたこの季節だから発見できたのだろう。とても気になる岩なので早々翌日に妻と共に向かったが、斜面が硬く急なため岩に接近できず敗退した。諦めきれず数日後、知人と共にアイゼン、ピッケル、ロープを携え再度挑戦、1時間のトラバースで大きな岩にたどり着いた。30mはあろうかと思われるその石灰岩の周りにも、幾つもの前人未到?の白い岩が点在していた。

普段薪を集めている場所が雪に覆われてしまった。仕方なく裏山を登り間伐された杉を運んでくることにした。1本30キロと思われる杉を、3本まとめて古いクライミングロープで結び、登山道を息を切らせて引っ張り下ろす、その光景にすれ違う登山者は驚き顔だ。本当ならば、諏訪の御柱のように我家まで滑り落ちてくれれば嬉しいのにと思ってしまう。

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