世界一周報告

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世界一周自転車旅×助け合い

2014年3月31日 E-mail

皆様ご存知かと思いますが日中関係がこれまでになく冷え込み、2012年夏期を境に大変な時期に入りました。悲しい事に政治の問題はこの国では簡単に人々の心を変えてしまい、その年の夏を機に日本人に対する態度が豹変してしまいました。しかし「人は人、政治は政治。」いくつもの困難はありましたが、それ以上に支援を必要としている人々、温かい人々がいると信じていましたので私は中国を離れませんでした。

以下今後詳しく記事を書かせて頂く内容を簡単に箇条書きでご紹介させて頂きます。


・「愛心接力」(優しさのリレー)

2012年春には中国武漢で自転車が盗難に遭うも、ネットユーザー・市民533万人と警察・政府の大捜索の末、奇跡的に三日後に取り返したという出来事がありました。

 

・被災地に向かう途中で、襲われる。

日中関係が最も冷え込んだ尖閣問題の暴動や略奪、デモのさなか、雲南省で大地震が発生したと知りました。複数の都市を周り支援者から医薬品など80kgをかかえ、46時間掛けて電車で被災地を目指しました。しかしその途中、悲しくも約30人の暴徒化した男達に襲われてしまいます。その後すぐに8万人もの人々から謝罪と応援の言葉をもらい "絶対負けない"と被災地へと入り活動を開始します。政府と交渉し多くのボランティアと支援物資を供給しました。

 その様子は鳳凰TVが制作した私の一つ目のドキュメンタリー番組に昨年2月の自転車盗難大捜索事件と共にまとめられております。(中国語)

 

2012-10-23 冷暖人生 "鬼子"奇遇记(約30分)

http://v.ifeng.com/news/society/201210/962a75d6-6b0e-4f04-b70c-021a4deef8e8.shtml

 

・ミャンマー北部地震支援へ

 北京にてメディアやチャリティー講演などを等を通して後方支援を続けました。そして2012年11月にミャンマー北部で発生した地震の支援にジェットリーが創設した中国最大の公益団体「壹基金」のレスキューチーム隊長5人他と共に向かい活動しておりました。現地では看護師としての支援他中国側からの支援物資配布などを行いました。

 

・ミャンマー北部の孤児院にてボランティア

複数の孤児院を廻り、最も支援が必要な子供達が暮らす孤児院を探し出し、子供達と共に寝泊まりを共にしながら教育支援等をしていました。

・広西省少数民族の村の小学校支援

家から学校まで徒歩で険しい山道を片道7時間の山に暮らす子供達。その為寮に暮らしていますがシャワーがなく危険な川で体を洗っていました。そこで仲間や支援者と共にシャワー室建設プロジェクトを実行しました。

 

・日本と雲南の架け橋小学校

日本雲南聯誼協会というNPOが過去13年で雲南省の少数民族の村に23校の小学校を建設したうちの一番秘境にある怒龍江の小学校支援に行きました。

 

・国籍のない人々。難民支援。

ミャンマーに近い雲南省の国境付近に約10万人の戸籍(ID)がない人々がいます。2013年4月から8月まで彼らの村に滞在し、共に働き、共に生活し、知られざる山岳地帯の困窮した生活の様子を発信して行きました。 複雑で様々な理由から戸籍がないため、学校にも仕事にも行けず、中国人ですらほとんど知らない忘れ去られた人々でした。 全土から集めた衣服等の支援物資約6トンを ボランティアや地元政府と共に平等に配布、長期支援の基盤も構築していきました。Twitterのフォロワー16万人と共に動いた昨年最大のプロジェクトです。

その様子は今年8月に放映されましたドキュメンタリーの第二弾にまとめられております。

 

2013-08-27冷暖人生 丢车之后

http://v.ifeng.com/news/society/201308/017b10f3-c0ee-4b61-8612-515fd99f1d90.shtml

 

・標高4000mからタクラマカン砂漠へ。

一年ぶりに西安に戻った私は愛車アンパンマン号と再会。いくつもの街を抜け 標高3000m〜4000mの極寒の山々の青海省から一変して砂だらけの新疆ウイグル地区タクラマカン砂漠を縦断。旅の宿泊はほぼ全て地元の方の家。移動は自転車。次ぎは中央アジア・中東・ヨーロッパ・アフリカ方面へ進んで行きます。

 

プロジェクターやフォトプリンター、沖縄三線など人々を笑顔にする旅道具が山ほど積んであります。

  またパニアバッグ丸々一つが医薬品・医療器具でこれもまた重くて膝泣かせですが、看護師になったのもこの旅の為であることを忘れるべからず旅を続けています。

 

 

中国の中央TVや雑誌に2012年【十大感動】の一つに。

他の雑誌でも中国で影響を与えた若者100人のうちの一人(唯一の外国人)に選ばれました。しかし有名になることが目的ではないので、クイズ番組やバラエティー旅番組などは全て断っています。

 

 

 まだまだ書き切れないストーリーが山ほどあるのですが、詳しい続きのお話は改めて来月からお伝えさせていただきます。また現在中国の出版社7社から出版の要望が来ておりますが、ゆっくりな性格と忙しさから出版の時期は未定です。この売り上げは全額旅先で出会う支援が必要な世界中の人々の為の活動費に充てる予定です。必要以上のお金はいりません。周りが変わったとしても私のスタイルは何も変わりませんから。

 

 2014年3月31日 河原啓一郎 

 

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