Frying Pan
2018年、チタン並みの軽さを持つ「Ultra Light パン」を発売した時から、
EVERNEWは山での調理ならフライパン!活動を勝手に実施。
昨年より「HD. ALU Pan」が加わり、さらに充実のラインナップ。
U.L. Alu Pan
山の上で美味しい食事を作りたいその思いを形にした軽量アルミフライパン
チタン製のフライパンと同等の重量ながらもアルミの特性、熱伝導率の高さという特徴を持つフライパン。
山の上に持ち上げる事を前提としているので、とにかく軽量化が最優先。
その上で自由に水を使えない環境下でも素早くきれいに片付けるために、コーティングを強化(チタンプラズマコーティング)。
非常に硬くて薄い素材の為、火加減に注意してください。
HD.ALU Pan
野外で旨い飯を作るこだわりのアルミ製フライパン
2mm厚の無垢のアルミ材を使用することで、熱伝導率の高さと底面温度の均一化を両立させました。
コーティングをあえてしないことで、焦げ付いてもガンガン洗えるタフなフライパンなので焚火にも使用可能。
汚れが溜まりづらくあおり易い立上りのRなど、ヘラ絞りの職人の技が光る一生モノのフライパンです。
重いと言われますが、比較対象は「U.L. Alu Pan」ですからね!
Marble
発売以来10数年
エバニューの定番フライパン
デビューが何年前なのか、社内でも知らない人がいるくらい。
山に持ち出せるようにハンドルがたためて、クッカーとのスタッキング性能が高いのが特徴です。
コスパが高い、初めての山用フライパン。
Round
壁面をラウンドさせて
フライパンらしくあおるのが得意
深さも6cmあるので、茹でたり、煮たりも出来ます。
ULパンが出る前はこのフライパンで山頂ナベをよくやりました。
重ささえ気にならない方なら一番使い勝手の良いフライパンです。
U.L.Alu Pan
Text:Kazutoshi Ota Photo:Ryohei Kawamoto
山頂で美味しい食事を楽しみませんか?
登り2時間の登山、昼の2時に着いたテントサイト、長居したくなる山頂、そんな時に有り余る時間を調理に使ってみませんか?
2018年から発売を開始した初代「Ultra Light パン」。当時、登山にフライパンを持ち込む人はまだまだ少数派でした。
重い、嵩張ってパッキングしづらいといったネガティブ要素を解決するために、そして旨い飯を山の上で楽しむために、
初代「Ultra Lightパン」を発表、同時にアクセサリーを充実させてきました。
現在、フライパンユーザーは少しずつですが確実に増加し、テン場で旨そうな匂いを振り撒いているフライパンユーザーに良く出会います。
しっかり調理するならアルミ製のックッカーどうせ使うなら面積の広いフライパン!
素晴らしい景色を眺めながら、旨い飯を喰う。
美味しい食事を楽しむ。
想像するだけで口がモゾモゾしてきますよね。
あなたも魅惑のフライパンワールドに一歩足を踏み出してみませんか?
EVERNEWは全力でサポートします!
U.L. Alu Pan 2.0
基本的な素材スペックは前作と同様で軽量なデュラライトを使用し、コーティングはチタンプラズマコーティング。
デュラライトはアルミ材ながら固く丈夫なので、薄くすることができ、チタンと同等の軽量化が可能になります。
そこにチタンプラズマコートをかけることで使用後の汚れの拭き取りが圧倒的に早く簡単になります。
この2点が”登山で使う”フライパンとして一番重要な点であり、皆さんの支持を受けている理由でもあります。
このフライパンひとつで山の食事に豊かなバリエーションが生まれます。
火加減に気を付けて
強靭な特殊アルミ板なので、通常よりも薄く加工しています。
アルミニウムは熱伝導性が高いのですが、薄いが故に局所的に熱せられやすく、火の当たる場所だけ極端に高温になり、そのままだと焦げやすくなってしまいます。
重要なのは火加減と動かす事。
薄くて熱伝導性が高いので、弱火~中火で十分に食材に熱が伝わります。
フライパンの底を炎が優しく撫でるような中火の火力が基本です。炎が跳ね返るような強火は止めてください。(どんな火力でも、空焚きは厳禁)
また、調理中は食材を動かす事も焦げ付き防止の重要なポイントです。
HD.ALU PanBACKCOUNTRY Cuisine
焚き火の煙 ~星空添え~
Text:Kazutoshi Ota Photo:Ryohei Kawamoto
食欲と想像力を刺激するフライパン
焦げ付き防止コーティングは魅力的ですが、必ず剥がれて寿命が尽きます。
このコーティング問題に、山フライパンメーカーとして出す答えが、この「HD. ALU Pan」です。
そう、コーティングさえなければ、フライパンは穴が空くまで使えるのです。
ソリッドなアルミのフライパンは、ホテルやレストランなど、プロの調理場で良く使われています。
- ・優れた熱伝導性で、食材をムラなく素早く加熱。
- ・細かな火加減のレスポンスが良い。
- ・弱い火力でもすぐに温まる低燃費性。
- ・イージーメンテナンス。
- ・ソースの色、焼き加減などを確認しやすい。
こんなに利点がある以上、野外調理用として製品化するのはエバニューの責務です。
野外調理用として、重さと耐久性、蓄熱性のバランスを考慮し厚みは2mmとし、ハンドルはクラシックな方法の脱着式にしました。
また、均一な厚みを出すべく、製法は熟練職人によるヘラ絞りを選択。
極めてシンプルな見た目ですが、側面の仰角や、高さ、アルミの材質、ハンドルの角度、長さ等々、野外で美味いものを食うことを追求しました。
アウトドアで使用される以上、燃え盛る炎の中に
無造作に置かれたり熾火で加熱されたりと、使用される環境は過酷です。
ワイルドなバックカントリークッキングで求められるのは、タフであることです。それを可能にするのが、コーテイングの無い地厚のアルミと、脱着式のハンドル。
些細なことを気にせず、美味しい物に集中できます。
アルミならではの熱のレスポンスの良さは、鉄のフライパンとは違う境地を使い手に見せてくれることでしょう。
コーティングの剥がれを気にすることなく、穴が空くまで使用できるので、まさに一生モノというのも大事なポイントです。
アウトドア用フライパンメーカーとして培ってきたことにより見えたベストな形状
注目して欲しいのは、このフライパンの側面立ち上がり部のアール。
この角を垂直に立ち上げないのが野外調理器具メーカーEVERNEWの見識です。
経験により導き出されたアール部分の設計や側面の高さが、焼く、煮る、揚げるなど色々な調理方法に対応します。
その中でも厚さ2mmのこのシリーズは底面温度の均一さが最大の売り。フライパンを使う時に一番ニーズの高い、焼く、炒めるが一番上手に出来るのがこのシリーズです。
無骨なデザインの付属ハンドルオリジナリティを出して専用の道具へ
パラコードを巻きオリジナリティを出すも良し。
そのまま使用するも良し。
別売の「EBY168 NABETUCAM」や「EBY169 ハンドルショート」、「EBY170 ハンドル」と組合せて使用するなど、使用目的やスタイルに合わせ、どうするか?も楽しみのひとつ。
ECA632HD. ALU Pan #14
メインディッシュの横でサクッと作るサイドディッシュはこのサイズにお任せ。
オリーブオイルとスパイスで満たしたこのフライパンを焚き火の傍らに置いておけば、夜が更けるまで肴のアヒージョを食べ続けられます。
ECA633HD. ALU Pan #16
テストで最も作った料理は牛フィレ肉のポワレ ロッシーニ風。
肉の表面はカリッと、中心部はピンク色になんてお手の物。
フォアグラに満遍なく焼き色を付けて、肉の上に。
フライパンの底の焦げをデクラッセしてソースとし、いっちょあがり。
要はこぢんまりとした料理向けのサイズです。
ECA634HD. ALU Pan #18
鱒の切り身でアクアパッツァならこのサイズ。
ムラなく加熱されるアルミは、オリーブオイルの能力を最大限に引き出し、信じられないほど美味いスープを作り出します。
つまり、いろいろな食材をいっぺんに料理したい時のサイズ。
ECA635HD. ALU Pan #20
もっともワンパクなサイズ。
500g級のステーキ、ローストビーフ、そしてすき焼き!
大きさは幸せです。
PANTAPAS
ECA077,078PANTAPAS / 400 or 570
極小サイズのフライパン
味気ないフリーズドライの食事の中に
たんぱく質が焼ける匂いを加えるべく投入した新製品。
極小フライパンとして、ソーセージやベーコンを焼いて
香ばしい香りと味を5分で終わる夕食にプラスします。
当社の酒担当のように、
アルコール摂取を主目的としている方には酒の肴を
この上で愛でながら食す楽しみが加わります。
ECA076PANTAPAS / Hango
ソラマメ型には意味がある
飯盒のポテンシャルを引きだす、焦げ付き防止コーティングを施したフタ。
これ則ちフライパンなのですが、円形の物とは違う魅力があります。
どうしてもパッキングの納まりが悪い円形フライパンですが
(どの向きに入れてもデッドスペースが...)
ソラマメ型の形状は「Ti Mug pot 500」など小径ポットや
マグカップとの相性が良く、重ねてスッキリとザックに納まります。
日本の飯盒は何故あの形「ソラマメ型」なのか。
その理由は多種多様でハッキリとした答えはありませんが、
このフライパンの機能性は、その答えに更なるバリエーションを
追加することでしょう。
MAYU Cup
Text:Mayumi Kurokawa Photo:Ryohei Kawamoto
焼く・煮る・蒸す・茹でる!
『時短』『異種同時料理』どちらも魅力的な言葉。
「MAYU Cup」をフライパンで使うことで異種同時調理が可能。一度に焼く・煮る・蒸す・茹でるなど複数の料理が作れるのはまさに時短。
キャンプ料理はもちろん毎朝のお弁当作りをする主婦にとって何とも便利なアイテムになること間違い無し。
メイン料理からデザート料理まで多種に楽しむことができます。
これまた嬉しい響き『軽量』『コンパクト』
軽くて更に重ねて収納ができることは登山調理器具には必須。
内側には焦げ付き防止コートを施したので、少量の水で綺麗に後片付けもでき、お水の節約にもなります。
また、同時調理することによってガスやアルコールの節約にも繋がり一石三鳥にも四鳥にも。
山料理から自宅でのお弁当料理まで幅広く活躍してくれます。
U.L. Alu Pot
Text:Kazutoshi Ota Photo:Ryohei Kawamoto
ECA385U.L. Alu Pot 700
こいつの出現から私の山食は生米に移行しました
チタンクラスの軽さを持つアルミ材に、身体に優しく、丈夫なコーティングを施した炊飯特化型クッカー。
炊飯はもちろん得意なのですが、煮たり、焼いたりはもちろん可能。相棒の「Ti 570FD Cup」と共に今では定番セットの上位に食い込む勢いです。
炊きたてご飯さえあれば、おかずはレトルトだろうが、フリカケだろうがご馳走ですよ!
そして扱い方さえ間違えなければ、後片付けがとても簡単なんです。
焦げ付かず・張り付きにくいプラズマコーティング
Titaniumプラズマコーティングはプラズマイオン化したチタンをコーティングすることで優れた耐久性、耐焦げ付き性と安全性を発揮。
こびり付くことなくお米をふっくら炊き上げます。
炊飯の作法
①吸水一番のポイントはこの吸水です
生米にしっかり水を吸わせる事で短時間でも美味しく炊けるようになります。
テン場についてすぐにでも炊き始めたいなら最後の休憩の時にジップロックなどにお米と水を入れておきましょう。
吸水時間は最低でも20分はとってください。
②水の調整吸水させたお米の水を調整
炊飯の基本は米対水の割合が 1:1~1:1.1
この辺は好みの問題もあるので、ご自身で色々と試してみてください。
私の場合、クッカーに入っているお米の上2mmくらいまで水を入れてます。(固めが好き!)
③火加減沸騰して湯気が立ったら弱火に
最初から結構強火。これを沸騰するまで続けます。
沸騰して湯気が立ったら弱火に。
グツグツしているときは残った水分の間でお米が踊っているのでそのまま弱火で様子見。
完全に水分が飛んでお米が踊り疲れ、お焦げの香りが漂い始めたら火を止めるタイミングです。
お焦げがないと味気ない人はもうちょっと我慢しましょう。
火を止めたら蒸らします。
④蒸らす炊きあがりを待つ
「NPクッカーケース」に入れておくと、あんまり冷めない温かいご飯にありつけますよ。
蒸らす時間は好みの問題もあるので、ご自身で色々と試してみてください。
私の場合はこの蒸らしの時間におかずを作ります。
Backcountry
Almi Pot
名作「Almi pot」を
MADE IN JAPANで復活
名作リスペクトと、この鍋を必要とする多くの人たちの期待を熾火(おきび)で煮詰め、日本製に生まれ変わり復活させました。
おひとり様用アルミポット
焚火で何度おこげを作っても、ガシガシ洗っていつも中身はピカピカ。
そうしているうちにおこげ具合を調整できるくらいの達人になれるかもしれません。
もちろん山のテン場でガスを使った調理も大丈夫。
ラーメンでもナベでも一人分の調理を楽しんでください。
相棒になる一品
アルマイト加工のみ、コーティングは一切していないので長持ちします。
使えば使うほど味わいが増してきます。
出来た凹みや、すすけた黒い汚れも山行の思い出とともに連れて行きましょう。
山岳飯盒 弐型
Text:Ryosuke Naka Photo:Ryohei Kawamoto
米粒への敬意
チープな四角い容器で炊飯をするのは、お米に対して失礼です。
お米に最大限の敬意を払うなら、その雰囲気、容姿、実力、絵ヂカラにおいて、飯盒ということになるでしょう。
それが『山岳飯盒弐型』です。
飯盒の野外調理器具としての機能性は誰もが知るところですが、自衛隊官給品の戦闘飯盒二型をベースに、ハンドルの長さと、本体塗装を変更。
汎用性、機動性、そして道具としての美しさが格段にアップしました。
もちろん材料や製法は、官給品と同じです。
良質の材料と長年にわたり自衛隊官給品を作り続けてきた工場の技術を融合させ、エバニューは「山岳飯盒弐型」として、お米が喜ぶ飯盒を再提案します。
なにぶん細かなこだわりの工程が多く、廉価な飯盒と比べると高価ですが、お米に対する敬意として、お認めいただければ幸いです。
きっと炊きあがった飯が、使い手の心と胃袋に応えてくれるはずです。
B.C. Cuisine
Pot
鍋の性格ってあるんですよ。例えばチタンクッカーなんかは、軽薄な激情型。
「Backcountry Almi Pot」 は大人しいけど器用なタイプ。「Ti 400FD Cup」は「30km?歩いていく!」みたいなフットワークの良いヤツ。みんな個性が強い芸人みたいな奴らなんです。
共通しているのは家に帰ると引き籠りで、無理やり引っ張り出すと妙にみみっちいオーラを醸し出す。さらには料理下手...どんな役でもぴったりとハマり、バラエティーでも人々を笑顔にし旅番組の外ロケも抜群の安定感、さらにはお風呂シーンもOK。そんな守備範囲の広いキャラクターの鍋が居てもいいんじゃない!?
と、鍋のことばかり考えている開発担当者がプロデュースしたのがこの「B.C. Cuisine pot」です。
火の力を包容力に変え、伝説の家政婦のようにバラエティーに富んだ料理を作り、煤だらけになっても凛とした佇まいを崩さず。それでいて、内面の汚れはツルんとサッパリ簡単に落とせる。そんな鍋に仕上がりました。
ホロホロ
平均3.5㎜厚のアルミ材がもたらす、均一な加熱性能。
アルミは熱伝導性が高いので、火力によってレスポンス良く食材を加熱できます。
ハンドル
このナベの個性を際立たせる象徴的なハンドルです。
ネジやリベットでの後付けではない、本体と一体成型された頑丈なハンドルで一見、装飾性を狙ったかのようですが、グローブをはめた手での持ちやすさ、放熱性、チェーンとの組み合わせ、持ち運び時のロック等機能を追求した結果の形状です。蓋の角度によってナベの雰囲気が変わるのも面白い!
蓋の角度によってナベの雰囲気が変わるのも面白い!
軽い
軽さのメリット。それは、洗いやすさです。横に倒すのもひっくり返すのも楽々。隅々まで大きめの陶器の丼ぶりのような感覚で洗うことができます。もちろん、錆びにくいアルミ製ですので、洗浄後は水気を拭くだけでOK。
そもそも、内側のコーティング性能が高いので、面倒な時は濡らした布で拭くだけで十分に綺麗になります。
コーテイング
食品衛生基準に準拠したフッ素コート剤を2回焼成で仕上げています。
何故フッ素か? それは、フィールドでの洗い物は極力減らすべきだから。
焦げ付くことがなく、拭き取るだけで十分に綺麗になるので、油や泡の汚水を流さずに済みます。
焚火
「OKUDAKEゴトク」「OKUDAKEゴトクlarge」
下からは炙られ続け、上からは色々と載せられても文句を言わない、芯のある太いヤツです。
そして、どんなに虐められても真っ直ぐなままヒネくれません。
こんな頼もしい焚火の相棒なのに、「OKUDAKEゴトク」なんて、安直な名前を付けてゴメンナサイ。